今日は『ひなまつり』

3月3日ですね。

桃の節句ですが、在宅の患者さんたちには少しでも季節を感じてもらえるよう診療上の工夫、声掛けもしているところです。

 

今回は、よくあるお悩みの一つ

 

【便秘について】

 

加齢と共に便秘に苦しむ方はとても多いです。
お薬が効きすぎてお腹が緩くなり外出先で困ってしまうケース。
お薬が効かなくいつまでも便秘が解消しないケースなど。

 

加齢に伴い、歩いたり運動する機会も少なくなると、腸の動きも悪くなります。

また、食事も野菜をなかなか取れなくなり、インスタントや炭水化物中心になっても便秘にとってはよくないです。

 

この数年で便秘に対応するための薬も進化しており、

便を軟らかくする酸化マグネシウム

大腸を刺激するセンノシド

といった従来のお薬に加えて、

アミティーザ、リンゼス、スインプロイクなどの新しい薬や、

浸透圧下剤と呼ばれるモビコール、ラグノスNFゼリーなどもあります。

 

ここまで読まれると混乱してしまうかもしれませんが、当院では訪問先の患者さん一人一人の生活リズム、デイサービス利用日などにも配慮して内服薬の種類や使用するタイミングについて細かくご提案しています。
また必要に応じて訪問看護ステーションと連携して腹部のマッサージ・浣腸・摘便などの処置を行うこともあります。

まさに在宅医療は便秘との戦い!と言っても過言ではないほど…

 

皆さんも様々な工夫で便通コントロールを図ってみてください。