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県体育館、県陸上競技場を延岡と都城へ持っていかれた宮崎市

2017年9月2日 | 政治 県政

今朝の宮崎日日新聞1面で報道されてしまったので周知のこととなってしまいましたが、県は日向学院前にある県体育館を延岡市へ、木花の運動公園にある陸上競技場を都城市へ整備する方針を固めました。

 

今朝の宮日新聞1面 記事の権利関係から、見出しだけ紹介

 

2026年、天皇陛下をお迎えしての宮崎国体が内定しておりますが、県は陸上競技場と体育館、プールを新設する方針を昨年度決定しました。

それぞれ候補地を絞って、当初は6月県議会で決定する方針でした。

 

しかし各種競技団体や自治体の要望、意見も相次ぎ、9月議会まで判断が先延ばしされている状況でした。

ただ、初夏頃には県として概ねの方向性が出ていたなかで、あとはいかに関係各者が納得する理由を整理するかという段階だったようです。

 

 

延岡市や都城市はそれぞれ昨年度から積極的に地元県議や国会議員とも連携をして市長が県体育館、陸上競技場の誘致に動いていました。それぞれ、財政支援やその後の管理など具体的な協力内容も明らかにしつつ、県施設の分散化へ攻勢を強めておりました。

そのようななか宮崎市としては全く動きもなく、ようやく今年の5月になって市長が県庁を訪れ、体育館と陸上競技場の宮崎市内への新設or改修を要望されました。

5月に県議会で仕事をしていると、たまたま市長一行と顔を合わせましたが、今日はどうされたんですか?と伺うと、国体施設を宮崎市に、という要望ですと答えられました。

正直、このタイミングで、地元県議や誰とも連携せず要望に来られたことに驚きを隠せませんでしたが、県庁内では概ね方向性は決まっていた時期でした。

 

その後、7月になってから市議会議員の皆さんが要望に来られた時は事前連絡があり、地元県議がみな一緒になって知事室に参りましたが、その時のことはこちらに書いてあります↓

宮崎県体育館、宮崎市にできるのか延岡市にできるのか

 

正直、私もこの段階では体育館が持って行かれるのだろうと思っていましたが、陸上競技場も分散化の方向とは予想外でした。

 

これからの人口減少社会のなか、全県的な交通アクセスも良くなり、スポーツみやざきへ向けて競技団体にとっての利便性、機能性も強化していかなければならない状況を考えれば県施設を分散化するのは合理的ではないと個人的には思いますし、そう考えている県関係者もいます。

各種競技団体も県央部への整備を要望していましたし、宮崎市はとても有利な条件にあったのですが、延岡市、都城市の熱意や具体的な協力の申し出に対してあまりに動きは遅く、県への働きかけや具体的協力内容も乏しかった。

そうした条件であれば、県も延岡や都城の想いをはねつけてまで宮崎市で再整備する、という判断は出しにくかったことは想像に難くないところです。

地元県議としても、延岡、都城が動くなか足元の宮崎市の動きが全く見えてこないのはもどかしい思いがしました。

 

木花の陸上競技場。レーンが少ない、電光掲示板や夜間照明がない。

 

日向学院前の県体育館。狭く、空調設備がない。

 

 

どの自治体からも要望がなく、宮崎市内での新設が決まっているプールは予定通り宮崎市ですが、今まで市内で運用していた県体育館と陸上競技場が延岡、都城へ行ってしまうのは宮崎市民としてとても残念です。

9年後の宮崎国体の開会式は都城で行われる可能性も高いと思いますが、宮崎市としては今回の決定を受けてどのように総括されるのでしょうか。

 

県の立場にいると、宮崎市が県と一緒になって組めば、スポーツ、観光、医療・福祉などもっと効果的な政策が実現できるのに、と思うことが多々あります。

ところが、県内の全自治体のなかで宮崎市は残念ながら県から最も遠い存在となってしまっているのも現状です。我々宮崎市選出の県議会議員と市役所幹部との意見交換会も、平成23年度を最後に24年度以降は途絶えてしまいました。

宮崎市長部局の判断で、必要ないとされたようです。

 

市と県は対等な存在だ、という意識があっても構いませんが、つまらないプライドは捨て、市民のために有益なことであれば戦略的に協力関係を強化していく必要があると感じています。

そのためには県とのパイプを築きつつ県議会とも協力しあい、職員レベルの人事交流も拡大していくべきではないでしょうか。

つくづく、今回の結論は残念に思います。

清山とものりプロフィール

清山 知憲(きよやま とものり)


前・宮崎県議会議員。
平成18年東京大学医学部卒業後、沖縄県立中部病院研修を経て、米国ニューヨーク市のベスイスラエル病院にて内科インターン修了。
平成21年宮崎大学医学部第三内科入局。
平成23年、平成27年ともに宮崎市選挙区にて一位当選。
平成29年9月に議員辞職。

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