清山知憲ブログ

熱中症が続出した「ふるまい!宮崎」というイベントについて

2016年7月19日 | その他

東京出張から帰ってきたら大淀川の橋の上からものすごい人混みが見えました。

救急車の音も鳴り響くなか、熱中症必至だなと思っていたら予想以上に過酷な状況だったようです。

 

入場待ちのための行列が堤防まで。

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橋の上からはまさにこんな光景でした。

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(写真はTwitterより)

 

この日の宮崎は晴れ渡っていて会場の河川敷はまさに炎天下。

なのに、ドリンク持込みが禁止されたうえで入場までの待ち時間が長く、さらに各店舗でも食事提供まで長く待たされるという事態となり、終わってからも多くの来場者から不満の声がネットに上げられております。私の知り合いも散々な感想を持っていました。

熱中症も続出し、救急搬送も相当な数が出たという情報もその日のうちに回ってきました。

 

一方、とても楽しめた、お腹いっぱい食べられたという感想の方もいます。

しかし不満の声が多くなると、こうしたポジティブな方は声を出しにくくなるので、批判的な意見がより目立つ可能性もあります。

イベントで楽しめた方もおり、メリットのあった出店者、そして主催者の方々が期待していた経済効果も一定程度はあったのだろうと思います。

 

それを踏まえた上で、あまりに多くの批判的意見、出処が不明な情報を目にするので、県に確認をしてみました。

 

***

 

この行事は宮崎県も名義後援をしていたのですが、ふるまい!宮崎というイベントで、民間事業者が主体となって実行委員会を組み、県や市などは名義後援として支援しました。

補助金は全く出ていないのですが、名義後援とは物産や貿易の振興に資するもの、経済波及効果のあるもの、特定の地域や個人の利益に資するものではないもの、収支見込みなどを審査して基準に合致するものへ与えられます。

今回は事前の審査では問題なかったものの、当日のオペレーションに問題があった事例と考えられます。

こうした名義後援の場合、行政がいちいち準備や段取り、当日の運営について口を出すことはありません。むしろ口を出されてあーだこーだ慎重論を挟まれては民間主体の楽しいイベントも台無しになるかもしれないし、望ましい姿だとは思いません。

 

現時点での県への報告としては、

チケットのもぎり数が8,000、未就学児は含まれないので全部で1万人程度か。

97店舗が参加し、それぞれで1,000食分を用意してもらうこととなっていた。(合計で約10万食分)

当日、6名の救急搬送現場での手当が42名

 

上記の数字はあくまで県への申告なので、本当にチケット持参の参加者が8,000名程度だったのか、各店舗がきちんと1,000食分を用意していたのか、傷病者はそれだけだったのか確認が難しいところです。

ただ、明らかに1,000食も用意しなかった店舗があるという情報もあったり、主催者の把握していないところでの熱中症患者も想定されます。

あれだけの参加者と当時の状況を考えると、熱中症患者は上記の48名どころじゃないと考えるのが妥当かもしれません。

 

 

熱中症の症状とは、軽症(Ⅰ度)から重症(Ⅲ)まで以下のようなものがあります。

  • I度:めまい立ちくらみ、生あくび、大量の発汗、筋肉痛、筋肉の硬直(つること)
  • II度:頭痛、嘔吐、だるさ、脱力感、集中力や判断力の低下
  • III度:ぼーっとする、意識が低下する、全身がけいれんする

 

これらの症状と状況判断で診断をしますので、炎天下で水分補給もままならず、めまいや頭痛、立ちくらみ、気分不良を来せばそれは熱中症の可能性が極めて高くなります。

基本的には涼しいところで身体を冷やし水分と塩分をしっかりと補給することが予防であり治療法ですが、今回のイベントでは涼しむ場所がすくなく、また水分補給も圧倒的に不足していたと考えられます。

 

***

 

実行委員のなかには水平線の花火と音楽(今年最終回)のオペレーションに携わっている方もあり、ある程度信頼を置いていたとのことですが、今回は細かい総括をまたずして入場方法やテントの数、水分補給、食事の提供、スタッフのオペレーションなど多くの課題があるように思えます。

実行委員の想いとしては、イベントによって地域を盛り上げるとともに宮崎、九州の食をPRし、それらの販路開拓につなげたいというものがあったようで、誰よりもイベントの成功を祈っていたことは間違いないと思います。

ただ、準備段階から当日のオペレーションまで反省材料は多いと思いますし、その後の来場者の皆さんへの説明も十分ではないように感じます。

今後、正式に県などの後援者には報告を行うことになっているようですが、きちんと対応されているのか確認をしてもらいたいと思います。


清山とものりプロフィール

清山 知憲(きよやま とものり)

宮崎県議会議員二期目。 平成18年東京大学医学部卒業後、沖縄県立中部病院研修を経て、米国ニューヨーク市のベスイスラエル病院にて内科インターン修了。 平成21年宮崎大学医学部第三内科入局。 平成23年、平成27年ともに宮崎市選挙区にて一位当選。

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