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県立看護大学にまつわる噂と実際

2016年7月6日 | 医療

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まなび野にある、県立看護大学へ初めて行ってきました。

なかなか視察の機会に恵まれなかったので、公務・政務の合間をぬってアポを取って行ってきました。

平成9年の開学で、キャンパスはとても綺麗で、体育館、テニスコート、陸上トラック、図書館、高木記念ホールなど一通り揃っています。

 

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建設事業費は用地費を含めて120億円。

現在の収支状況はざっくりと経費が8.7億円、学費収入等が2.7億円、県からの繰り出しが6.3億円。ただし9億円が交付税措置されることになっているので、県としては黒字と言える、しかし減価償却費が入っていないので、将来の建て替えに備えて積み立てていかなければいかない、と。

 

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学生数は4学年で412人、県内の学生比率は54.9%。

教員は60名、教授16名、准教授12名。事務局は17名。

 

今年の3月の就職・進学の状況は、卒業生105名中、101名が就職し、うち50名が県内就職(49.5%)、進学が3名、その他1名。

県立看護大学を議論するときに常に課題となるのは県内就職率で、県が養成している看護学生なのに、半数以上が県外に流れていっては県のためになっていないのではないか?というものです。

もちろん、県がやる意味は県内への看護師供給以外にも看護学分野における教育、研究などもあるのだと思いますが、看護師不足が慢性化している昨今、そのような厳しい目が向けられるのも致し方ありません。

 

そこで、看護分野の方からもよく耳にする話として、

多くの学生たちが県外の大手の病院から奨学金を受け、卒業後にその病院に就職することで返済免除をされている

 

というものがあります。

いわゆるヒモ付き奨学金ともいうべきものかもしれませんが、その実態を伺ったところ、そうした奨学金は4件の募集があり、現在は1件だけ利用されているとのことでした。

他は日本学生支援機構の奨学金がほとんどで、これが各学年で約60名、計240名ほどになる、と。

 

ではなぜ多くの学生が県外に出て行ってしまうのかというと、そもそも県外から入学してきている学生が半数近くあり、また宮崎の学生でも県外で研修を積みたい、先輩からの誘いで受けてみた、病院からの強い勧誘があった、都市部で生活をしてみたい、と様々な理由があるようです。

今年の3月に卒業した学生の県外就職先としては、たとえば、

国立病院機構福岡東医療センター、熊本中央病院、福岡市立こども病院など九州管内に33名。

そして三井記念病院、昭和大学江東豊洲病院、など九州外に19名。

 

という状況です。

やはり直接情報を取らなければ、噂というのはあてにならないなあと思いました。

 

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来年からは助産師養成は別科として用意されますが、こうした実習のための設備も非常に充実していました。

医学部の場合は実習となるといきなり病院ですが、この看護大学は点滴、注射、分娩、新生児の沐浴などいろんな実技のための実習設備が用意されています。

 

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大量の聴診器も。

 

県立看護大は来年度の独立行政法人化を目指しますが、今後も県が支え続ける公的大学として看護師の養成を続けていきます。

体育館やテニスコート、食堂や図書館などは一般利用も可能で、食堂や図書館には地域の子どもたちの姿が見られました。

 

案内してくださった事務局の皆さん、有難うございました!

清山とものりプロフィール

清山 知憲(きよやま とものり)


宮崎県議会議員二期目。 平成18年東京大学医学部卒業後、沖縄県立中部病院研修を経て、米国ニューヨーク市のベスイスラエル病院にて内科インターン修了。 平成21年宮崎大学医学部第三内科入局。 平成23年、平成27年ともに宮崎市選挙区にて一位当選。

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